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新型コロナで失ってしまったのか? 日本人が季節の変化を楽しむ気持ち
 ブログのトップ画面を、「新緑」から「ひまわり」に切り替えた。今日は7月19日。例年ならば、七夕のころ(7月7日)には、ブログの画像は夏の訪れを告げるひまわりに変わっている。二週間近く切り替えが遅れたのは、ふたつの理由がある。個人的な言い訳を加えると、3番目も理由もあるように思う。

 

 新緑のままにしていた最初の理由は、関東地方が梅雨明けを迎えていないからだ。全国的に、梅雨明け宣言をしたのは沖縄だけのようで、7月中旬なのに東京下町も連日の氷雨。今朝方まで、雨が降っていた。ブログ記事の最初を飾る画面が、ひまわりでは違和感があるだろう。そう考えて、オープンの画像は新緑のままにしていた。

 二番目の理由は、毎日のニュースがコロナ一色になってしまったためだろう。日本人が、落ち着いて季節感を味わうどころではなくなっている。しとしと雨の梅雨空から、冷やし中華やアイスキャンデーが欲しくなる夏空へ。季節の移ろいなどは、人心に余裕がないと楽しむことができない。ウイルスの感染が収まらない状態では、かなり風流な人間でもそれどころではくなってしまう。

 最後に、個人的な事情を言えば、4月からは毎日が「修羅場」の三か月間だったからだ。花業界のための「生産者支援」や「母の月」のキャンペーンが終わると、オンライン授業が始まり、ズーム飲み会でようやく、友人・知人とのコミュニケーションが復活した。その間に、『(インタビューで綴る)花産業の戦後史』が刊行されたら、つぎのプロジェクト(『(仮)ロック・フィールドのDNA』)がはじまっている。一呼吸入れて、息をつく暇がなかった。

 

 というわけでえ、気が付いてみれば、今日のようなブログを書いているゆとりが持てなかった。物理的にも、ランニング(ジョギング)の月間走行距離が100KMを割り込む月が続いている。2020年の前半戦は、目も当てられない戦績だ。6ヶ月中、70KM台が半分。こんなことは、京都マラソンの完走後にケガが判明した2013年冬以来のことだ。

 1月163.5KM、2月115KM、3月74.5KM、4月77KM、5月100.5KM、6月78.5KM。半年でわずか603KM。4月以降はフィットネスセンターが閉鎖になり、筋トレができなくなった。3か月のお休みで筋肉が緩んでしまい、急に走ったTATTAマラソン(6月)の後遺症で、いまになってひどい腰痛に苦しんでいる。

 今日も、京成高砂駅前の「わくわく整骨院」で、マッサージの治療を受けてきた。「猫背で、体のバランスがよくないですねえ」との問診を受け、整体治療に電気マッサージ。太っちょの親切な男性の先生(たぶん体重は0.1トンは超えている)だったが、90分程度の治療では、慢性の腰痛は簡単に治りそうにない。

 東京マラソン(3月1日)の中止発表に続いて、個人的にエントリーしていた7つの大会がキャンセルになった。「大会で”走る距離”を稼いでいる」典型的な週末ランナーのわたしでなくとも、シリアスなランナーたちにとってはつらい日々が続いている。コロナ感染拡大がはっきりした7月に入って、楽しみな秋シーズンが消えてしまったからだ。

 この先も1年間は、大きな大会の実施は期待できそうにない。そう思うと、ますますマラソンの練習に熱が入らなくなってしまいそうだが、悪循環に陥いらなようここは我慢につぐ我慢だ。そう納得させようとしているランナーの自分がいる。

   

 何か自分でも知らず知らずのうちに、この4ヶ月は平常心を失っていたように思う。それでも、こうしてブログを書く余裕ができたせいで、オープン画像がひまわりの背景に変わっていないことに気づいた。そして、目の前の画像をひまわりに変えてみると、気持ちも季節が夏に変わったように感じる。不思議なものだ。

 思うに、新型コロナウイルス騒動の中で、日本人は季節をめでる気持ちを失っている。日本人の生活にとって、もっとも大切な感覚の一つが季節感だ。わたしたちに季節の移ろいを知らせるのが、さくらやアジサイやひまわりの花である。

 わたしのブログは、年間6回、季節ごとに画面が切り替わる。花の団体の創始者だから、花がもたらす季節感を読者に伝えよう。個人のブログではあるが、そう思って日々のブログを書き繋いできた。読者はさほど多くはないが、自分にとっては、インスタグラムとともに、本ブログは生活日誌のつもりである。

  

 10年ほど前に、ブログをリニューアルすることにした。その際に、2カ月に一回、ブログ画面の背景を季節の花で切り替えていくことにした。先ほど2時間ほど前になるが、新緑からひまわりの画像に設定を切り替えながら、そのときの「初心」を思いかえしていた。

 コロナの感染はすぐには収束しそうにない。しかし、日本人はこうした困難の中にあっても、もっと季節の変化に思いを寄せるべきではなかろうか。知らず知らずのうちに、目の前で起こっている惨事に心を奪われるだけで、自分たちにとって大切なものを忘れかけているのではなかろうか? 季節の移ろいを知らせる花は、わたしたちにそのことを思い出させてくれる。

 一昨日、玄関のプランターに植えてある朝顔の苗が、今年最初の一輪を咲かせた。南の庭には、ゴーヤがつるを伸ばして、黄色い小さな花を咲かせている。最初のいぼいぼの実が収穫できるのは約1か月先。そのころには、コロナは終息しているだろう。そう思うのも、楚々とした朝顔の小さな紫の輪を見たからだ。 

| Kosuke Ogawa | 18:26 | - | - | pookmark |

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