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【柴又日誌】 #13:葛飾区高砂8丁目が安全であるわけ
 葛飾区高砂8丁目のあたりは、治安がよいので有名らしい。ご近所を巡回してきた亀有署の巡査から、「この地区は110番の通報がほとんどないエリアです」と言われた。そんな安全なところに移り住んだと知ったのは、引っ越してから2〜3週間後のことだった。実際に住んでみると、本当だと確認できる。

 今週から二週間、わが家は「ゴミ当番」というのに当たっている。今日もその役が回ってめぐってきている。
 かみさんは友人と高知に、二階の息子たちは近くの交通公園に子供連れで出かけている。残されたわたしが、ゴミ当番を担当することになった。いまから30分後の12時ちょうどに、前日の夜8時にゴミ集積所に出しておいたネット(今朝のゴミ出しが終了)をたたんで、自宅の駐車場に戻す仕事である。
 最初の当番日が火曜日(4月9日)だった。かみさんと義娘の梓ちゃんが、前日の夜8時少しすぎに急いでネットを集積所まで運ぼうとしたら、”後の祭り”だった。どなたか、ご近所さんが先回りしていて、わが家の駐車場からネットを集積場まで運んでくれていた。ちなみに、火曜日と金曜日が「一般ごみ」(燃えるゴミ)の日である。
 土曜日が「資源ごみ」(瓶、缶、紙、プラスティックなど)の日だった。二人は先回りしてゴミ集積所にネットと折り畳みコンテナ(瓶缶を分別するためのプラコン)を素早く運搬した。そうでもしないと、ゴミ当番の仕事を取られてしまうからだ。ここはそんな街なのだ。

 お分かりいただけたと思うが、このエリアが安全だといわれているのは、ご近所さんが町内の人たちの行動をそれとなく監視しているからである。別に興味津々でそうしているというよりは、住宅が密集しているので、お互いが何をしているかが見えてしまうからである。
 だからといって、窮屈なところがあるわけではない。密集しているとはいっても、それぞれの敷地はそれなりのサイズである。30〜40坪の敷地に、二階建てあるいは三階建ての木造家屋がゆったりと建築されている。我が家のように、新しく入ってくる二世帯住宅も少なくない。
 駅から近いが閑静な住宅街である。親の代からの二世帯住宅もあって、昼間は子供たちの声がする。また、引退した年寄りが、登校中の小学生のために、交通整理をしてくれている。「安全な地区」だといわれている理由が、こうした老人ボランティアの存在である。

 この近辺のこどもたちはよく教育されている。登校時や町で擦れちがったときには、相手が知らない人でも、「おはようございます」「こんにちわ」とあいさつを交わす。だからなのだろう。路上で見知らぬ「怪しげなひと」が歩いていることをほとんど見かけることがない。
 相互監視をしているわけではないが、高砂8丁目は安全で住みよい街になっている。長く住んでいる人がたくさんいるからだが、新しく移住してくる人も、何らかの意味でこの街に縁(ゆかり)がある方たちばかり。わが家もそうで、かみさんが隣町の立石出身である。移住組も、わりに町の空気になじみやすいのだろう。
 さて、あと10分で、ごみ集積場に行かねばならない。コンテナをたたんで、駐車場に戻してくる時間だ。どなたかご近所さんに先回りをされないように、さっさとネットをたたんで、コンテナを回収するために外に飛び出していくことにしよう。

*追記:
 いましがた(12時5分前に)、回収用のコンテナをたたんで自宅の駐車場に戻した。(カラスや猫からごみを守るための)ネットも公園側のたたんで戻した。その間、どなたか顔を見たことがあるひと(名前はしらない)が、腕組みをしながら、わたしの作業をじっと見つめていた。なんとなく監視されているようで、気持ちが悪かったなあ(これは独り言である)。
 
| Kosuke Ogawa | 11:51 | - | - | pookmark |

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