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【授業シラバス】 経営大学院IM研究科・2018年春学期「マーケティング」
 4月12日から始まる「マーケティング論」の授業シラバスを公開します。昨年度と授業の枠組みに変更はありません。ただし、特別講師の布陣は近年になく豪華です。ローソンの竹増貞信社長、カルビーの伊藤秀二社長、やまとの矢嶋孝敏会長、プラネット・テーブルの菊池紳社長の四人。

 

 講師陣の事業分野は、小売業からメーカー、EC卸まで多様です。また、年齢も、最年下は38歳から68歳までばらばらです。このほかに、アジア事業プロジェクトでは、ユーロモニターの門坂マネジャーからは、図書館で購入契約しているグローバルな産業データベースの説明があります。

 というわけで、実質的な講師は、5人になります。昨年に続いて、TA(特任講師)は花畑裕香さん(卒業生MBA、中小企業診断士)。アシスタントに、京都在住の林麻矢さん(講演のテープ起こしなどをお願いします!)。そして、小川孔輔研究室の秘書業務は、内藤光香さんです。

 今年度も、新一口坂校舎101教室でので授業になります。クオリティの高いマーケティングを講義したいと思います。取り上げるテーマ(とりわけ、3つのテーマ討議+アジア事業プロジェクト)は、わたしがこれから出版する二冊の著作(新潮新書とNHK新書)のエッセンスをお伝えします。

 

 日本も世界も、の産業とビジネス、そして個人の生活が大きく変革する変曲点にあります。そのことを考えながら、マーケティングの変化の先を見据えた広義にします。登録・参加をお待ちします。

 

  

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 
IM研究科・2018年春学期「マーケティング」 2018年4月12日

 

授業と事前アナウンスメント
1 授業の基本方針
IM研究科の大学院生のために、
(1) マーケティングの基本的な概念と枠組みを講義する。
 それだけではなく、基礎概念の応用力を高めるために、
(2) 「事例に基づくクラス討議」(「テーマ討議(1)〜(4)」)、
(3) 「基礎文献の解説」(資料はデジタル配布)、
(4) 「課題事例の個人レポート」(3本)
(5) 「外部講師による講演と討議」(4本)
を準備することにした。

 

2 授業運営の仕組み
(1)「通常のレクチャー」:
 ・14回分の<基礎講義>が準備されている。基礎概念を、講義1〜講義15で学ぶ。
 ・それに加えて、特論1〜特論2が用意されている。
(2)「事例に基づくクラス討議とリサーチ」:
 ・4つのテーマに関して、クラス討議を行う(4〜5チームの編成)。
 ・テーマ事例について、テーマ討議(1)〜(4)とする。
 ・テーマ討議1 「ローソンはセブンを超えられるか?」(GRP編成A)
 ・テーマ討議2 「マクドナルドは本当に復活したのか?」(GRP編成A)
 ・テーマ討議3 「日本の農業に未来はあるか?」(GRP編成B)、
 ・テーマ討議4 「アジア事業プロジェクト」(GRP編成C)
(3)「必読文献の解説」
 ・ 各講義について、講義テーマに関連した<必読文献>を指定して配布する。
 ・ 事前に、参考文献・討議資料、必読資料を配布する(電子的に配布)。
(4)「個人課題レポート」
 ・3つの事例については資料を配布する。解説した3週間後に、
短いレポートを提出すること。A4で1〜2枚の長さ(最大3枚)。
(5)「外部講師による講演と討議」
 ・4人の外部講師にレクチャーをお願いする。
 ・今進行中の”生きた事例”による討議を行いたい。
(6)「学部ゼミ学生のための調査コンサルテーション」
 ・今年度も、学部生(4チーム)の調査プロジェクトのために、

  <グループ編成D>
  で、チーム別にコンサルテーションを実施する(4チーム)。
  今年度の経営学部小川ゼミのフィールドワーク先は、
   ローソン、東京ドーム、ストライプインターナショナル、さ津市。

 

3 テキスト・参考図書(五十音順)
 全体のテキストは、*小川孔輔(2009)『マーケティング入門』日本経済新聞出版社。
各章ごとに、以下の参考図書を使用する。教科書のデータは古くなっているので、こうししたデータ事例は、パワーポイントで補足してある。

<テキスト>
(1)小川孔輔(2009)『マーケティング入門』日本経済新聞社(講義#と章が対応)
(2)嶋口充輝他編(1998〜1999)『マーケティング革新の時代(1)〜(4)』有斐閣
(3)和田充夫・恩蔵直人・三浦俊彦(2006)『第3版 マーケティング戦略』有斐閣
(4)小川孔輔(2011)『ブランド戦略の実際(第2版)』日経文庫

<参考図書>
(1)小川孔輔(2011)『しまむらとヤオコー』小学館
(2)小川孔輔(2014)『CSは女子力が決める!』生産性出版
(3)小川孔輔(2015)『マクドナルド 失敗の本質』東洋経済新報社
(4)岩崎達也・小川孔輔編著(2017)『メディアの循環「伝えるメカニズム』生産性出版
(5)嶋浩一郎・松井剛(2017)『欲望する「ことば」』集英社新書
(6)V・ランガン(小川浩孝訳)(2013)『流通チャネルの転換戦略』ダイヤモンド社
(7)J.C.ウズニエ、J.A.リー(2011)『異文化適応のマーケティング』ピアソン桐原
(8)生源寺眞一(2013)『農業と人間:食と農の未来を考える』岩波書店
(9)岩崎達也・小川孔輔編(2017)『メディアの循環』生産性出版
(10)三谷宏治(2014)『ビジネスモデル全史』ディスカバー21
(11)林廣茂(2012)『味の素のグローバル戦略』同文館出版
(12)網倉久永・新宅純二郎(2011)『経営戦略入門』日本経済新聞出版社
(13)M.R.ソロモン(松井剛、監訳)(2015)『消費者行動論(上・中・下)』丸善出版
(14)梅澤伸嘉(2016)『30年売れて儲かるロングセラーを意図してつくる仕組み』
   日本経営合理化協会出版局
(15)井出留美(2016)『賞味期限のウソ』幻冬舎新書
(16)マイケル・ポーラン(2015)『これ、食べていいの?』河出書房新社
(17)小野譲司(2018予定)『サービスエクセレンス(仮)』有斐閣

<実務家の書籍>
(1)柳井正(2009)『成功は一日で捨て去れ』新潮社
(2)浅利慶太(2013)『劇団四季メソッド『美しい日本語の話し方」』文藝春秋
(3)福島徹(2014)『福島屋:毎日通いたくなるスーパーの秘密』日本実業出版社
(4)石川康晴(2013)『アース ミュージック&エコロジーの経営学』日経BP社
(5)茂木友三郎(2013)『国境は越えるためにある』日本経済新聞出版社
(6)久松央達(2013)『キレイゴト抜きの農業論』新潮新書
(7)松尾雅彦(2014)『スマート・テロワール』学芸社
(8)辻中俊樹(2014)『マーケティングの嘘』新潮新書
(9)鳥越淳司(2015)『「ザクとうふ」の哲学』PHP研究所
(10)石井良明(2016)『成城石井の創業』日本経済新聞出版社
(11)池坊専好・矢嶋孝敏 (2017)『いけばなときもの』三賢社

 

4 成績評価:
 以下をほぼ同等に案分して成績を評価する
 ・授業内の発表・出席(報告、討議への参加発言)
 ・ グループレポート(発表、コメント)
 ・ 個人レポート(課題1〜3)

 

授業運営スケジュール
1―1 4月12日(1時限) はじめに(自己紹介+授業進行説明)
 グループ分け(A〜C)
1−2 4月12日(2時限) 「講義1:マーケティングの基礎概念」(*第1、3章)
  <必読文献> 嶋口充輝(2004)「序章 仕組み革新の時代」嶋口充輝他編『仕組み革新
  の時代−新しいマーケティング・パラダイムを求めて−』有斐閣
 <必読文献> T.レビット(2001)「マーケティング近視眼」
 『(ダイヤモンド)Harvard Business Review』(2006年11月号)

 

2−1 4月19日(1時限) 「講義2:マーケティングの歴史」(*第2章)
 <必読文献> R.S.テドロー・近藤文男監訳(1993)「第1章 消費の時代―
  アメリカにおけるマス・マーケットの形成」『マス・マーケティング史』
  ミネルヴァ書房
 <必読文献> 小川孔輔(2013)「石井教授の“マーケティングの知3.0“を妄想する」
  『季刊マーケティングジャーナル』129号
2−2 4月19日(2時限) 「テーマ討議1:ローソンはセブンを超えられるか?」
 <必読文献> 小川孔輔(2017)「ローソンがセブンイレブンを超える日」
  『新潮45』(2017年、新春号)
 <参考資料> 新浪剛史(2017)「常識なんか知るか、サントリー新浪剛史」
  (インタビュー記録、NewsPicks) *各自ダウンロード
  <参考図書> 石井良明(2016)『成城石井の創業』日本経済新聞出版社
 
3−1 4月26日(1時限) 「特別講義1:きもの文化の復権(仮)」
  特別講師1: 矢嶋孝敏氏((株)やまと代表取締役会長)
  <参考資料> 池坊専好・矢嶋孝敏 (2017)『いけばなときもの』三賢社
   *個人課題1: 矢嶋さんからの出題
3−2 4月26日(2時限) 「講義3:マーケティング戦略の構築」(*第3、6章)
 <必読文献> 網倉久永・新宅純二郎(2011)「第1、2章」
  『マネジメント・テキスト 経営戦略入門』日本経済新聞出版社
 <必読文献> 岡本智(2003)「第1章 技術のブランディング」法政大学産業情報
  センター・小川孔輔編『ブランド・リレーションシップ』同文舘出版

 

4−1 5月10日(1時限) 「講義4:マクロ環境の分析」(*第4章)
 <参考文献> 辻中俊樹(2014)『マーケティングの嘘』新潮新書
4―2 5月10日(2時限) 「テーマ討議2:マクドナルドは本当に復活したのか?」
 <必読文献> 小川孔輔(2015)『マクドナルド 失敗の本質』東洋経済新報社
 
5−1 5月17日(1時限)「講義5:消費者行動と顧客の分析」(*第5章)
 <必読文献> 小川孔輔(2005)「バラエティシーキング行動モデル」
  『商学論究』(関西学院大学商学研究会)2005年3月号
 <参考図書> M.R.ソロモン(松井剛、監訳)(2015)『消費者行動論(上・中・下)』
  丸善出版
5−2 5月17日(2時限) 「テーマ討議4:アジア事業プロジェクト」(チーム編成C)
  特別講師2: ユーロモニター/門坂真理子氏(*PC持参)
  「アジア・データベース検索(説明)」
  *図書館データベースからアクセスします。事前にアクセス可能か確認のこと。
 <参考図書> 林廣茂(2012)『味の素のグローバル戦略』同文館出版
     J.C.ウズニエ、J.A.リー(小川孔輔・本間大一監訳)(2011)
   『異文化適応のマーケティング』ピアソン桐原
    茂木友三郎(2013)『国境は越えるためにある』日本経済新聞出版社

 

6−1 5月24日(1時限) 「特別講義2:ローソンの次世代コンビニモデル」
  特別講師3: 竹増貞信氏((株)ローソン、代表取締役社長)
6−2 5月24日(2時限) 「テーマ討議1:ローソンはセブンを超えられるか」
  *グループ発表(グループA編成)

 

7−1 5月31日(一時限) 「特論1:ブランド戦略」(*第16、18章)
  <参考図書> 小川孔輔(2011)『ブランド戦略の実際(第2版)』日経文庫
7−2 5月31日(2時限) 「講義6:マーケティング・リサーチ(1)」(*第7章)
            「講義7:マーケティング・リサーチ(2)」(*第7章)
 <必読文献> 梅沢伸嘉(マーケティングコンセプトハウス)(2005)
  「第1章、第2章」『グループダイナミックインタビュー』同文舘出版
 <参考図書> 梅澤伸嘉(2016)『30年売れて儲かるロングセラーを意図して
  つくる仕組み』日本経営合理化協会出版局

 

8−1 6月7日(1時限) 「講義8:新製品の普及と予測」(*第8章)
 <必読文献> 松井剛(2013)ことばとマーケティング』碩学舎
 <参考図書> 岩崎達也・小川孔輔編著(2017)『メディア循環』生産性出版
8−2 6月7日(2時限) 「テーマ討議2:マクドナルドは復活したのか」 *グループ発表(グループA編成)

  

9−1 6月14日(1時限) 「講義9:製品開発のプロセス」(*第9章)
 <必読文献> 野中郁次郎・竹内弘高(1999)「ラグビー方式による新製品開発競争」
  嶋口充輝他編『マーケティング革新の時代2 製品開発革新』有斐閣
   * 個人課題2 成熟市場での革新(ザクとうふ)
9−2 6月14日(2時限) 「講義10:価格づけの理論」(*第10章)
            「講義11:価格決定の実務」(*第11章)
 <必読文献> 上田隆穂(2003)『ケースで学ぶ価格戦略』有斐閣
 
10−1 6月21日(1時限) 「特別講義3:革新的な農産物取引プラットフォーム」
  特別講師3: 菊池紳氏((株)プラネットテーブル代表取締役)
 <参考資料> 小川の個人ブログ (2018)「この会社はすごい」(3月24日)
10−2 6月21日(2時限) テーマ討議3「日本の農業に未来はあるか?」
  *グループ発表(グループB編成)

 <必読文献> 当日配布(日本の農業のいま)
 <参考図書> 生源寺眞一(2013)『農業と人間:食と農の未来を考える』岩波書店
       中島紀一ほか(2015)『有機農業が開く可能性』ミネルヴァ書房
       久松央達(2013)『キレイゴト抜きの農業論』新潮新書
       松尾雅彦(2014)『スマート・テロワール』学芸社

 

11−1 6月28日(1時限) 「特論2:サービス・マーケティング」(*第17章)
 <必読文献> 小野譲司(2010)「第1章、第2章」『顧客満足の知識』日経文庫
 <必読文献> 南知惠子・小川孔輔(2010)「日本版顧客満足度指数(JCSI)の
       モデル開発とその理論的な基礎」『マーケティングジャーナル』117号
11−2 6月28日(2時限) 「学部生のリサーチ・コンサルテーション」
   * 4チーム(グループ編成D)と学部生の発表

 

12−1 7月5日(1時限) 「講義12:広告宣伝活動」(*第12章)
 <必読文献> 岩崎達也・小川孔輔(2008)「テレビ番組のプログラム価値マップ
   (上)(下)」『日経広告研究所報』2008年8・9月号、10・11月号
 <参考図書> 岩崎達也(2013)『実践メディア・コンテンツ論入門』
   慶應義塾大学出版会
12−2 7月5日(2時限) 「講義13:セールス・プロモーション」(*第13章)
 <必読文献> 小川孔輔・ミラー前野和子・野沢誠治(1999)
  「ブランド・エクイティと景品付きセールス・プロモーション—
   SPの長期効果についての実証分析」『日経広告研究所報』1999年4月号
 <必読文献> 大槻博(1998)「日用消費財メーカーにみるプロモーション戦略の変化」
  『マーケティングジャーナル』70号
 
13―1 7月12日(1時限) 「講義14:代替的チャネルの選択」(*第14章)
             「講義15:小売業の経営と店頭管理」(*第15章)
 <参考図書> 小川孔輔(2011)『しまむらとヤオコー』小学館
 <必読文献> ランガン(2013)『流通チャネルの転換戦略』ダイヤモンド社
13−2 7月12日(2時限) 「テーマ討議4 アジア事業プロジェクト」
    *グループ発表(チーム編成C)

 

14−1 7月19日(1時限) まとめ (*第18章)
 <必読文献> 小川孔輔(2007)「食のSPF」『チェーンストアエイジ』2月15日号
 <参考文献> 小川孔輔(2018)「衣食同罪」『新潮45』5月号
14−2 7月19日(2時限目) 特別講義4「カルビーのブランドマーケティング(仮)」
  特別講師4: 伊藤秀二氏(カルビー株式会社 代表取締役社長)
  *個人課題3: 伊藤さんからの課題
 
必読文献一覧
<参考文献・資料>などは、配布、もしくは共有ファイル参照

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